ガッシュTCGは日々進化しています。新しい種類のカードも出てきますし、カードで新しい効果が次々現れています。また、ゲームデザイナーのマコマコ博士は、常に大会などをチェックし、ルールのわかりにくいところや、遊びにくいルール、上級者と初心者であまりに力の差が出てくる部分などを研究しています(ルールサポートセンターへの質問もチェックしています)。
ルールがいつまでも同じだと、ルールには無理ができ、ほころびができてしまいます。そこで、定期的にルールを今のみんなが遊んでいる環境にあわせていかなければなりません。みんなの質問や意見を聞き、レベルSスターター「BATTLE OF LIGHTNING」には、1年ぶりにルールのバージョンアップを行なった、「ルールブックVer3.0」を付けることにしました。
○新しい要素である
「VS魔物」「S魔物」「飛行状態」「バルカンカード」に
ついてのルールが追加されている
○ADVルールだった「効果の割り込み」「場から魔物がいなくなったとき」
が基本ルールになった
その他、細かいルールが変更になっています。「どのへんが変更になったんだ?」という人は、以下の説明を読んでください。Ver3.0になって変更になった部分が解説されています。
| ■効果の割り込み |
ルールブックVer3.0の一番の変更点は、「効果の割り込み」がADVルールから、基本ルールになったことです。「効果の割り込み」はガッシュTCGの一番難しい部分ではありますが、ガッシュTCGの最もおもしろい部分でもあります。ADVルールとして隔離しておくのではなく、積極的に取り込んで、正面からこのルールに向き合っていこうということになりました(それでも、初心者の人は、まずは「効果の割り込み」ルールを使わないで遊んでみることをおすすめします)。
ただ、「効果の割り込み」を基本ルールに組み込むにあたり、難しい部分は整理しなければなりません。さらに、現在のトーナメントシーンでは、上級者が効果の割り込みを使った、自分が有利になるプレイングが重要になっていますが、このプレイングを理解できない普通のプレイヤーと上級プレイヤーとの溝が大きくなっています。
そのため、今回の「効果の割り込み」の変更では、一番わかりにくく、上級者と普通のプレイヤーとの差を作りやすい「効果の解決中の割り込み」について、一切を禁止することにしました。
上級者にとっても、現在のフライング・ビートやスカイダイビングに偏重した環境から、新しい環境に移れるため、メリットは大きいと思います。「効果の割り込み」をみんなで楽しめるよう、上級者も初心者もがんばっていきましょう。 |
| ○効果の解決中の割り込み |
旧ルールでは、効果の解決中でも、「効果の無効を無効にする効果」「新たに場に出たカードの効果」を割り込むことができました。Ver3.0からは、効果の解決中には、例外なく効果の割り込みができなくなります。
このルールの変更により、相手の効果に割り込んでフライング・ビートを使用し、効果の解決中に、フライング・ビートで呼び出した魔物の効果を使い、相手の効果を無効にする、といったプレイングができなくなります。 |
| ○自分自身への効果の割り込みのスタート |
旧ルールでは、自分自身への効果に対し、効果の割り込みをすることができましたが、Ver3.0ではこれを禁止します。
これは、自分で効果を使い、相手がそれに対して割り込みがないときに、自分自身でその効果に割り込むのような例です(このようなプレイングは禁止されます)。
ただし、相手が効果の割り込みをしてくれば、自分もそれに対し効果の割り込みができます。
また、できないのは割り込みの「スタート」だけで、効果の割り込みがすでにスタートしている状態で、相手が効果の割り込みをしないとき、自分が効果の割り込みを2回以上連続して行なうことはかまいません。 |
| ○コインのふりなおし |
コインをふった直後に、コインをふりなおす効果を使うことができますが、旧ルールではこれを「効果の割り込み」と扱っていましたが、Ver3.0からは「効果の割り込み」としては扱わなくなりました。
この「コインをふりなおす効果」に対して、「効果の割り込み」をすることはできません。 |
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| ■バトル中の効果の使用 |
| 今までは、バトル中に効果が使えるタイミングが複数あり、処理が非常に複雑でした。このため、効果が使えるタイミングを1ヶ所にまとめました。よりすっきりと、わかりやすい流れになったと思います。 |
| ○バトル中の効果の使用のタイミング |
旧ルールでは、バトル中には「攻撃の宣言の直後」「防御の宣言の直後」「魔力勝負の直前」「ダメージを与える直前」の4回のタイミングで、効果を割り込むことができましたが、Ver3.0では、「防御」と「魔力勝負」の間にある「効果の使用」というタイミングでのみ、効果を使用することができます。
大きな影響としては、ダメージ関連の効果も、魔力勝負以前に使っておかなければならなくなったということです。今までは、魔力勝負のあとに「ナオミちゃん」を使って、ダメージをかばえなくする、ということができたのですが、Ver3.0から、魔力勝負の前の「効果の使用」のタイミングに、あらかじめ「ナオミちゃん」を使っておかなければなりません。 |
| ○バトル中の効果の使用は効果の割り込み? |
| 旧ルールでは、バトル中に効果を使うときには「効果の割り込み」であるとあつかっていました。Ver3.0からは、バトル中に、普通に使う効果は、普通の効果の使用として扱い、「効果の割り込み」としてはあつかいません。ただし、ここで使用した効果に対して「効果の割り込み」をすることはでき、それは「効果の割り込み」として扱います。 |
| ○バトル中に複数の効果を使用する |
旧ルールでは、バトル中に複数の効果を使うときには、一連の「効果の割り込み」の中で、複数の効果を使っていました(逆に、一連の「効果の割り込み」の効果の解決がすべて終了してしまうと、新たに効果を割り込みすることができなかった)。Ver.3.0からは、1つの効果を使い、その一連の「効果の割り込み」をすべて解決したあとに、新たな効果の使用をすることができます。
わかりにくいかもしれませんが、通常のバトルフェイズと同様だと考えてください。両者で効果を使い合い、両者とももう効果を使わないことに合意したら、次の「魔力勝負」に移ります。 |
| ○バトル中の「相手が直前に使った術」 |
| 旧ルールでは「相手が直前に使った術を無効にする」といった効果を使う場合、相手の術と、その効果の間に、別の効果がはさまっていけないという裁定でした。Ver3.0では、効果の使用のタイミングが変更されたため、「相手が直前に使った術」とは、「相手がこのバトル中に使った術」と解釈します。 |
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| ■その他のルール変更 |
| ○飛行状態 |
「飛行状態」の特典を拡張しました。
今までの、「飛行状態でない魔物の『魔物の効果』の対象にならない」に加え
・
「飛行状態の魔物の『魔物の効果』は、飛行状態でない魔物の『魔物の効果』で無効にならない」
・
「飛行状態の魔物は、飛行状態でない魔物の『魔物の効果』で『魔物の効果が使えない』ときにも『魔物の効果』が使える」
という特典が増えました。
※飛行状態の効果がわかりにくいので、効果を拡張しました。これにより、キッド〔進めキッド〕と飛行状態との優位性などがわかりやすくなったはずです。 |
| ○魔物がいなくなったとき |
旧ルールでは、自分の場の魔物がいなくなったとき、「魔物を場に出す」効果のカードの使用以外のことはできませんでした。Ver3.0からは、これに加え、「魔本から(効果をつかわないで)魔物カードを場に出す」という行動をすることができるようになりました。
※魔物がいなくなったときにできることを(ちょっとだけですが)緩和しました。 |
| ○W魔物 |
旧ルールでは、W魔物カードを出す時に捨て札にする魔物にかけられていた効果や状態は、新しいW魔物に引き継がれる、としていましたが、Ver3.0からは、捨て札にする魔物にかけられていた効果や状態は、新しいW魔物に引き継がれません。
※VS魔物やS魔物と合わせました。 |
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| ■裁定の変更 |
| ルール、カードテキストの変更ではありませんが、今まで公式大会やルールサポートセンターで行なっていた裁定が変更になるものです。これらは、ルールやカードの効果が新しくなり、ルール環境が新しくなったものに、合わせる形で変更になりました。 |
| ○準備フェイズの扱い |
今までは、「準備フェイズは先攻の第1ターンとして扱う」という裁定をしてきましたが、今後、準備フェイズは、第1ターンとしては扱いません。これにより、準備フェイズに出した魔物の「このターン中〜」といった効果は意味を持たなくなります(キッド〔進めキッド〕や魔界学校の校長〔合格のハンコ〕など)。
※準備フェイズや第1ターンでの魔物の効果が競合するのをさけるため、準備フェイズや第1ターンでの魔物の効果の使用に制限をつけました。 |
| ○石版状態を捨て札にして、W魔物、VS魔物を出す |
今までは、「石版状態の魔物を捨て札にして、W魔物やVS魔物を場に出すことはできない」としていましたが、今後は、石版状態の魔物を捨て札にして、W魔物やVS魔物を場に出すことができるようになります。
※S魔物カードが石版状態の魔物の上にも重ねられるので、それにあわせました。また、魔物が石版状態になるのが、現状ではかなりつらいので、その緩和の意味もあります。 |
| ○同名のカードを場に存在させようとする効果 |
今までは、相手の場にウマゴンがいるとき、シュナイダーの〔命名ウマゴン〕の効果で、相手のウマゴン以外の魔物を「ウマゴン」にし、相手にウマゴンか「ウマゴン」と命名された魔物のどちらかを捨て札にさせることができました。今後は、このような、場に同名の魔物が2体になるように効果を使用することはできなくなります。
※現在の他の裁定にある「ルール的に不可能な状態になる宣言はできない」という基本的な考え方にあわせました。 |
| ○捨て札や魔本の魔物の効果の無効にする |
今までは、通常の「相手の魔物の効果を無効にする」などの効果は、相手の「場の」魔物にのみ適用され、「志を継いで」などで、捨て札の魔物の魔物の効果を使うときは、効果を無効にすることはできませんでした。今後は、「相手の魔物の効果を無効にする」で捨て札や魔本の魔物の効果を無効にすることができます。
※最初のルール構築時には、捨て札や魔本の中から魔物の効果を使うことを想定してなかったのですが、カードの効果の拡張にあわせ、解釈も拡張します。 |
| ○コストを0にする |
今までは、術やイベントのコストを0にする効果(最後のページの術をコスト0にするのを含む)では、追加で支払うコストなども0にすることができました。今後は、「コストを0にする」「コスト0で使う」とある場合、術やイベントの「本来の」コストのみを0にし、追加で支払うコストについては0にできません。
※「0にする」「1ふやす」「1へらす」などの効果が同時に発生したとき、効果の競合をおこしてしまうので、「0にする」のは本来のコストのみにしました。 |
| ○マルス〔裏切り者〕 |
マルスの〔裏切り者〕については、「〔裏切り者〕は他の効果とは例外的に、魔物を対象にした効果ではなく、魔物の効果そのものを対象にした効果である」という裁定をしてきましたが、今後は、〔裏切り者〕も他の魔物の効果同様、魔物を対象にした効果であるとして扱います。
※例外を少なくしました。 |
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