|
ザケルフェスタ2004LEVEL:夏 第3回魔界王決定戦
40日の連続記録を続けていた真夏日がついに途切れた8月15日。この日の天気は朝から荒れ模様で、朝方には18度を記録。
しかし、幕張メッセ4・5ホールはまだまだ真夏日続行中! 熱く燃えるカードバトラーたちが全国から集結してヒートアップ! 熱さは今世紀最高気温!
電撃フェスタ2004LEVEL:夏開幕だ!
実際、この日は、あいにくの天気にかかわらず、開場前から長蛇の列。最終的には入場者は、前回を大幅に上回った(1つのキャラクターのイベントでこんなに人が集まるなんて、スゴイことだ)。
まずはこれだけたくさんの人が来場してくれたことに感謝!
キャラクター商品の販売、楽しいステージ、さまざまな展示と、大盛り上がりだった電撃フェスタだが、やはりみんなが気になっているのはカードバトルのイベント「第3回魔界王決定戦」!
早速今回も詳細レポートをしていこう!
●当日追加予選
まずは、ファイナル大会に進出できる最後の1名を決める追加予選。こちらは朝からいきなり長蛇の列。
また、バトルのほうも、選手達のレベルが上がっているせいか、前回に比べてルールの質問も少なく、スムーズにバトルが進んでいく。このレベルアップバトルは、レベル1から進んでレベル5で勝つことが目的になるが、開場からわずか1時間もしないうちに、ジュニアクラスの熊谷大聖くんがレベル5を勝ち抜き、1人目の予選通過者となった。
それからはジュニアクラス、ミドルクラスは順調に予選通過者が出て、開始からしばらくして決勝進出者各16名が決定、残念ながらそれ以降はレベル5を勝ち抜いても決勝トーナメントには出れなくなった。
ちなみに、レベル5で一度敗退しても、もう1回レベル1から勝ち上がってもう一度レベル5に挑戦できるくらいの時間的余裕はあったみたいだ。
シニアクラスは参加人数が少ないせいもあって、なかなか予選通過者が出なかったが、それでも12時前には予選通過者8名が決定した。
ジュニア16名、ミドル16名、シニア8名の予選通過者は、厳密なデッキチェックを受けた後、決勝トーナメントに挑むことになる。
●当日追加予選決勝トーナメント
さて、12時からは当日参加枠の1名をいよいよ決定する決勝トーナメント。ジュニアクラスは魔界王ステージで、ミドル、シニアクラスは特設会場でトーナメントを行なった。
デッキ傾向としては、やはり主流はいわゆる”ロックデッキ”。ここであえて「石版ロックデッキ」と書かなかったのは、ゴーレン〔悪夢〕とMP枯渇がロックの中心ではなかったということ。フェイン〔索敵〕やノリトー・ハッサミー〔工作〕などの魔本破壊、ロード〔悪しき力〕やドンボッチョ〔命乞い〕など、さまざまなパーミッション系のカードで相手の行動をロックするという、発展型のロックデッキが中心になっていた。
石版ロックデッキの強さを証明する形にもなったが、東京予選同様、デッキタイプにバラエティがなかったのはちょっと残念なところ。
さて、この戦いを制してファイナル大会の当日追加予選枠を手にしたのは、以下の3名だ。
| 当日予選決勝トーナメント通過者!! |
| ジュニアクラス |
中村遼太くん(12歳) |
| ミドルクラス |
吹野大貴くん(14歳) |
| シニアクラス |
寺崎由也くん |
|
|
●ファイナル大会
当日決勝枠も決定し、ついに最後の魔界王候補が出揃った。
まずはファイナル大会の出場者をおさらいしておこう。
| ファイナル大会出場者 |
| ジュニアクラス |
ミドルクラス |
シニアクラス |
岩間美仁(北海道代表)
及川博喜(仙台代表)
吹野一真(東京代表)
代田祐介(東京代表)
岩間誉(名古屋代表)
垣内元気(大阪代表)
加藤麻衣(福岡代表)
中村遼太(当日予選) |
阿部理央(北海道代表)
大越康平(仙台代表)
走尾遼太(東京代表)
青木啓太(東京代表)
北川義雄(名古屋代表)
北野晃司(大阪代表)
清原一輝(福岡代表)
吹野大貴(当日予選) |
登口晃平(北海道代表)
丹野大輔(仙台代表)
丹下裕章(東京代表)
白石渓(名古屋代表)
田中雅之(大阪代表)
角石正(福岡代表)
寺崎由也(当日予選) |
|
|
※シニアクラス東京代表は、東京予選の2位、3位が共に辞退のため、予選優勝者1名のみが参加。
●シニア決勝
まずはシニア決勝。
シニア決勝は、引き続き魔界王ステージで行なわれた。
対するは、仙台代表の丹野大輔選手と、福岡代表の角石正選手。
丹野選手は、仙台大会で話題になった、ビクトリーム様によるチャーグル・イミスドンデッキの操り手。角石選手はガッシュ・ベル〔泣き虫ガッシュ〕による単騎デッキ。しかも、ザグルゼムの登場により、その威力は確実にアップしている。どちらも、石版ロックデッキではなく、むしろアンチ石版ロックデッキ。うまくメタゲームを勝ち抜いた、特徴のある2デッキの激突だ。
ちなみに丹野選手は、仙台大会決勝でも泣き虫ガッシュ単騎デッキと戦っている。まさにその戦いの再戦となった。
戦いは、慎重な丹野選手に対し、がんがんページをめくって作戦をすすめていく角石選手と好対照。角石選手のザグルゼム+ザグルゼム+金色の超呪文+バオウ・ザケルガの超破壊コンボが決まり、丹野選手は8ページをめくらないといけなくなる。
これにより、チャーグルを封じられた丹野選手はあきらかに劣勢。しかし、この時点で残りのページ数は両者とも同数。じわりじわりと1枚ずつ戦いになった。そして角石選手の最終ページ。ちょうど自分のページにウマゴンがあった丹野選手が、ウマゴンで勝利をおさめた。
丹野選手は勝因を「運」と語ったが、まさにその言葉どおりの、実力が拮抗した決勝にふさわしい一戦だった。
●ミドル決勝
ミドル決勝は、舞台をメインステージに移して行なわれた。
戦うのは、前魔界王の走尾遼太選手と、当日追加予選からはいあがってきた吹野大貴選手。なんと、この両者、共に東京予選大会に参加しており、決勝トーナメントの1回戦ですでに戦っている因縁の関係。そのときは吹野選手が負けてしまったため、吹野選手にとってはこれが雪辱戦となる。
走尾選手のデッキは、フォルゴレのダンスと遠藤喜一郎による、典型的なMP枯渇デッキ。もちろん、P-057清兵衛や、ガッシュ・ベル〔戦いのオーラ〕なども入った、最新型のMP枯渇デッキだ。
対する吹野選手も、フォルゴレのダンスや細川、遠藤喜一郎をメインとしたMP枯渇デッキ。MP枯渇デッキどうしの戦いとなった。
さて、走尾選手はこの戦いに勝てば、第1回から3代連続の魔界王。前人未到の3連覇に期待がかかる中、セット・バトルスタート!
当然ながらMP枯渇デッキどうしの戦いだけあって、相手のMPを削りあう、不毛な戦いが続く。両者の差はほどんどないままゲームは終盤戦へ。
終盤戦、前魔界王の走尾選手が若干有利。しかし、走尾選手はアグレッシブに攻めに転じ、ページをめくって攻撃をしかける。……が不発。しかし、そのかわり、吹野選手による「絶対に勝つんだ」によるページを回避する(そこまで計算していたかどうかはわからないが)。
それに対し、吹野選手はダニー〔連続パンチ〕で終盤戦、猛ラッシュ! 結局その攻撃にじりじりとページと魔物を奪われ、走尾選手の3連覇はならず。
吹野選手が第3代魔界王の座についた。
●ジュニア決勝
そして、最後に行なわれたのがジュニア決勝。
決勝戦は、前魔界王、東京代表の吹野一真選手と、大阪代表の垣内元気選手の東西対決!
ちなみに、吹野選手は、ミドルクラスで優勝した吹野大貴選手の弟。もしこれで吹野選手がジュニアも制すれば、初の兄弟そろっての魔界王。「おかあさんもびっくり!」との司会のおねえさんの言葉に、会場から笑いが起きる。
さて、東京大会では連続ザケルデッキを操り、超高速バトルを繰り広げていた吹野選手だが、ファイナル大会に向けてデッキの変更を行なった。新しいデッキは「○○デッキ」と一口では言えないので、実際にデッキレシピを見てほしい。様々なロックカードや細川などのMP枯渇カード、そして強力なイベントカードをEx-037ナゾナゾ博士で臨機応変に使っていく、いろんなデッキのいいとこどりの超バランスデッキだ。
対する垣内選手のデッキは、最近ではあまり見ない面白いデッキ。最近は、8枚ぎりぎりの魔物を操り、術カードよりイベントカードなデッキが主流になっているが、その流れとはまったく逆。3枚だけの魔物と9枚の術カードという構成だ(このような低魔高術の構成をしていたのは、垣内選手と、シニア優勝準優勝の丹野選手と角石選手の3人のみ)。ザグルゼム+ザグルゼム+金色の超呪文+バオウ・ザケルガの超破壊コンボをねらう。
戦いのほうは、中盤まで垣内選手有利で進んでいく。垣内選手のロック系のイベントカードで、吹野選手の作戦はことごとくロック。そして、垣内選手は、1発、2発とザグルゼムを決めていく。
相手にザグルゼムがかかり、あとは最後のバオウ・ザケルガを待つだけ。これを決めれば勝ち、というところで、なんと吹野選手のゴーレン〔悪夢〕で、垣内選手のガッシュ・ベルが石版状態に! これではザグルゼムの効果を発動させることができない。
結局、終始落ち着いて、安定したプレイをおこなった吹野選手が、前魔界王の実力を見せ付ける形で、2連覇。
そして、それは兄弟魔界王誕生の瞬間でもあった。
| 第3代魔界王 |
| ジュニアクラス |
吹野一真(11歳) |
| ミドルクラス |
吹野大貴くん(14歳) |
| シニアクラス |
丹野大輔(20歳) |
|
|
魔界王となった3人には、カード考案権、LEVEL7「蒼き斥石の光芒」1ボックス、リミテッドエディション3を5パック、GC版「金色のガッシュベル!!友情タッグバトルフルパワー」が賞品として贈られた。
さらに、3人にとっては突然のプレゼントが! なんと、優勝賞品「魔界の王」のプレゼンターとして、「金色のガッシュ!!」の作者、雷句誠先生がステージに登場! 新しい魔界王達は突然のビッグゲストに感激していたぞ(文字通り目を丸くしていた)。
雷句先生は「こんなにたくさんのカードを使いこなせるなんて尊敬します」と、お祝いの言葉を贈ってくれた。
そんなわけで、第3回魔界王決定戦は無事終了。
全国の大会で参加してくれたみんな、ホントにありがとう。
しかし、すでに新しいカードLEVEL7「蒼き斥石の光芒」は登場、戦いは新しいステージに入っている。
新しいカードを使いこなし、次の魔界王をめざせ |