コラム&アドバイス

vol.12
クロスギャザーハリケーン大阪会場レポート!
 「レンストの夏」が今年も到来!
 すでに毎年の恒例となった感もあるレンジャーズストライク夏の公式大会。今年は「クロスギャザーハリケーン」と銘打ち、大阪・東京の2ヶ所で開催され、皆様のおかげで大盛況の内に幕を閉じました。
今回のコラムでは、去る8月2日()大阪アカデミアで開催された「大阪会場」の様子をお送りいたします。

◆当日の天候
 朝方は前日夜半から振り出した雨がまだ残っている状態。どうなることかと心配でしたが、時間が経つにつれ天候は回復。イベント開始の時間には、夏の青空が広がる晴天となりました。

◆会場
 会場となった「大阪アカデミア」は、大阪の中心部から南に行った海側にあります。大規模展示場の「インテックス大阪」やライブハウス「Zepp Osaka」などの施設にも程近く、関西圏でのイベント会場としてはメジャーな地域と言えるでしょう。
 ここに、関西圏のレンストプレイヤー達が続々と集まってきます。
 ちなみにこの日のスーパーヒーロータイム(SHT)、特に「仮面ライダーディケイド」「BLACK&BLACK RXの世界」の完結編と言うことで、これを見てから会場に向かった、と言う人も多かったのではないでしょうか。
 時間が近づき、スタッフのアナウンスで「超ガンスリンガー大会」「特撮ヒーロー大会」「コマンダー大会」それぞれの列が形成されていきます。
 そして待ちに待った開場。決戦のスタートです。

◆超・ガンスリンガー
 今回のガンスリンガーは“ただのガンスリンガー”ではありません。参加者は「表世界」「裏世界」の2つの陣営に別れて戦い、お互いの総勝利数を競う「超・ガンスリンガー」なのです!

白黒つけるぜ!
入口で「表世界」「裏世界」どちらかのネックストラップをもらって入場します。

これが所属世界の証明になります。重複所属、スパイ厳禁!
ここで、「超・ガンスリンガー」のレギュレーションを解説しましょう。
 プレイヤーは1勝ごとに1P(ポイント)を獲得し、このポイントはあらかじめレートの設定されたプロモーションカードの交換に使うことができます。

1P~20Pまで。今では入手しづらいプロモーションカードも!
今回の目玉は『侍合体』。キャンペーン賞品、しかも抽選で3000名にしか配られない希少なカードと言うことで、交換レートはトップレートの20P。つまり交換するためには20勝しなければいけないと言う厳しさですが、逆に言えば、頑張れば確実に手に入れることができるチャンス、と言うこともできます。
 同じく高レートの15Pでラインナップされているのが「PR-001 ボウケンレッド」「PR-002 ダイボウケン」「PR-003 アドベンチャー」の初期プロモ3枚。これもまた限定で配布されたプロモーションカードで、探していた方も多かったのではないでしょうか。
 10Pでは「XP-010[RS]デカブルーSWAT」「XP-011[RS]デカレッドSWAT」にも注目。この2枚はパズルカード仕様になっているので、ぜひとも揃えて持っておきたいカードですね。
 これらのカードと引き換えられたポイントを表・裏それぞれの陣営ごとに計測し、最終計測の16時の時点で、より多くのポイントを交換していた側の勝利となります。
 勝利した世界に属していたプレイヤーには「特性布プレイシート」がプレゼントされるため、自分の勝利がチームの勝利にも繋がります。1戦でも多く戦い、1勝でも多く上げることが重要になってくるのです。
 さらに10P獲得先着10名は「決勝トーナメント」への参加権を得ます。勝率とスピードが大事です。
 さあ、「表世界」「裏世界」に分かれたプレイヤーがそれぞれ着席。
 参加者全員による「クロスギャザー!ハリケーン!」の掛け声にあわせ、両腕を頭上でクロスするポーズを合図に「超・ガンスリンガー」がスタートしました。

戦わなければ生き残れない!
デッキの内容は様々。前評判では速攻タイプが多いのではないか、と予想されていましたが、決してそんなことはなく、見た感じでは「傾向」と呼べるようなモノは感じませんでした。それぞれが最も自信と信頼のおけるデッキで戦っている様子でした。

完璧なまでのドラゴンデッキ!

バトルエリア大爆発!
そして12時を回った頃、ついに最初の10P獲得者が出たのですが、それがなんと昨年の大阪大会で準優勝を獲得したコイエさん!今年も揺ぎ無い実力で、超・ガンスリンガー枠から見事1位で決勝トーナメントに進出です。

レンストに老若男女の区別なし!
その後2人目、3人目と続き、決勝トーナメント開始まであとわずかというところで、超・ガンスリンガーから決勝トーナメントへ進む総勢10名が出揃いました。

◆特撮ヒーロー大会
 戦隊、ライダー、メタルのカードをそれぞれ10枚以上づつ入れたデッキで戦う「特撮ヒーロー大会」。スイスドロー5回戦で争われ、上位3名には豪華賞品と決勝トーナメントへの参加権が与えられます。

 使用カテゴリで一番多かったのはWBETの2色で作られたデッキ。『ロボコン』で初手からコマンドを加速し、『バイクル』『仮面ライダーX』などでグルグルと使いまわすコンボが定番です。
 カテゴリの傾向では、OTETDA単、DAWBなどが続きます。3カテゴリ以上を使う多色デッキは5人ほど。マルチカテゴリカードの登場により、多色デッキも積極的に使うことができるようになりました。

DA単の圧倒的な破壊力。一度決まれば場を覆すことは難しい!
 
全体を見ると、ETを絡めたデッキが約半数にのぼりました。行動の要となるコマンドの加速や、豊富かつ多彩な能力を持ったビークルなど、他のどのカテゴリと組み合わせても使いやすい、バランスの取れたカテゴリだからでしょうか。
ちなみに、ET単色のデッキはありませんでした。
 それでは結果発表!
●クロスギャザーハリケーン 大阪会場 特撮ヒーロー大会
優勝 モッチー持田さん 使用デッキ:DA
準優勝 くろがねさん 使用デッキ:WBETカリベンチャー
3位 わだみつおさん 使用デッキ:WBDAメレスラプニル
 優勝のモッチー持田さんはDA単で堂々の優勝。列強ひしめく特撮ヒーロー大会を制しました。
 準優勝のくろがねさんは『仮面ライダーカリス』『アドベンチャー』のコンボで攻める定番のコマンドロックデッキ。カテゴリの組み合わせ的にも手堅いですね。
 3位のわだみつおさんは『ミラーワールド』でBPアップさせた『冥府神スレイプニル』『獣人メレ』『アバレブラック』で攻める、こちらもコマンドロック型。わださんは昨年の大阪大会の「3大ヒーロー連合バトル」でも、同内容のデッキで優勝された実力者! 今年もばっちり上位に食い込む脅威の安定度です!
 皆様おめでとうございます!

◆コマンダー大会
 XG第2弾から登場するコマンダーカードを使用しての大会。デッキ構築の制限などは無いため、「特撮ヒーロー大会」に比べると参加しやすくなっています。
 このコマンダーカードはデッキとは別に用意するカード。ゲーム開始前に1枚を選んで置いておき、ゲーム開始時に提示して、そこに書かれた効果を使うことができます。手札の交換や特定のカードのピックアップなど、自分のデッキでやりたいことを加速できるサポートカードです。
 今回はXG第2弾に先行してのお目見えと言うことで、いわゆる「お試し会」のようなものと考えていただければ良いでしょう。各カードもまだ調整段階のもので、これらがそのまま製品になると言うわけではありませんのであしからず。
 今回貸し出されたコマンダーカードは以下の4種類。

どれを選ぶかは君の自由だー!
■ゾル大佐
ゲーム開始前に一度だけ発動できる⇒自軍山札を見て、必要パワーに「+」または「-」を持つ、Sユニットのカードを3枚まで選び(同名カードは1枚まで)、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、手札に加えた枚数と同じだけ手札からカードを選び、自軍山札に戻してシャッフルする。
■ヌマ・O長官
ゲーム開始前に一度だけ発動できる⇒自軍山札を見て、特徴「メカ」を持つ、MユニットまたはLユニットのカードを5枚まで選び(同名カードは1枚まで)、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、手札に加えた枚数と同じだけ手札からカードを選び、自軍山札に戻してシャッフルする。
■マスター・シャーフー
ゲーム開始前に一度だけ発動できる⇒自分の手札をすべて好きな順番で自軍山札の下に戻してから、戻した枚数と同じだけドローする。
■天空大聖者マジエル
ゲーム開始前に一度だけ発動できる⇒自軍山札を見て、オペレーションカードを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、自分の手札からカードを1枚選び、自軍山札に戻してシャッフルする。

うっひょーい!
 こちらもゲームのスタートは「クロスギャザー!ハリケーン!」のポーズ! 大阪コマンダー大会の参加者はノリの良いプレイヤーが多く、終始テンション高めで和気藹々と対戦されていました。
 4種類のコマンダーカードの中で、1番人気だったのは『天空大聖者マジエル』。多いときで、なんと20人以上のプレイヤーが選択していました。デッキのキーとなる常駐オペレーションを初手から手札に持っておくために使う方が多いようでした。
 ちなみに、コマンダー大会ではデッキは固定ですが、選ぶコマンダーカードは試合ごとに変更することができます。その時々に応じて、最適なコマンダーカードを選びましょう。
 2番人気は『マスター・シャーフー』。全ての手札を入れ替える、いわゆる「マリガン」の効果ですが、これは使っても良いし、使わなくても良いのがポイント。最初の手札の状態を見て、キーカードが無ければ使用する感じですね。
 3番人気は『ゾル大佐』。手札の状態を見て、それに対応したパワーアップユニットを手札に持ってくることが出来ます。早い段階で強化されたユニットが出てくるのはなかなかの脅威です。
 惜しくも人気最下位となった『ヌマ・O長官』。使用者数は最低時でなんと1人。他の3枚は既存イラストからの流用ですが、これだけXG2弾が初出の新規イラストなんですけどね…

お殿さまがみてる
1戦目の開始時は「初めてのコマンダーカード使用」と言うこともあって、手順などで少々戸惑うプレイヤーも見られましたが、処理の順番さえわかってしまえば後はスムーズに進行しました。
 先ほども言ったように、コマンダーカードは「自分のやりたいことを加速するカード」です。必然的に各プレイヤーの目的(コンボの完成・キーカードのラッシュなど)が定まるため、1試合あたりのプレイスピードが早まる傾向にありました。
 デッキの傾向としては、ある程度コマンダーカードを見据えたものもありましたが、基本は皆様が普段使っているデッキそのままでも、十分に機能していたように思います。
ということで、結果発表!
●クロスギャザーハリケーン 大阪会場 コマンダー大会
優勝 エムさん 使用デッキ:ライジングイクサ メイン使用コマンダーカード:ゾル大佐
準優勝 ゴウさん 使用デッキ:レスキューレーダー メイン使用コマンダーカード:ヌマ・O長官
3位 煌☆明貴さん 使用デッキ:クウガUF メイン使用コマンダーカード:天空大聖者マジエル
 優勝のエムさんのライジングイクサデッキは、コマンダーカードの特性を見抜いた実に完成度の高いデッキでした。コマンダーカード『ゾル大佐』の効果で「5+」『仮面ライダーライジングイクサ』と、必要パワー「3+」「9+」のカードを入手すれば準備完了。あとは必要パワー「1」のカードがあれば、最速で4ターン目に『仮面ライダーライジングイクサ』がコマンドゾーンから飛び出します。特殊な条件下でラッシュできるカードの能力を活かした、まさにコマンダー対応型のデッキと言えるでしょう。服装もデッキに合わせた青い「753Tシャツ」で、こだわりと愛を感じました!
 準優勝のゴウさんは「WBOTの教科書」と言っても過言ではないレスキューレーダーデッキで2位を獲得。コマンダーカード『ヌマ・O長官』の効果で、キーカードとなる『レスキューファイター』を初手から持っておけることで、序盤から安定して動くことが出来たようです。
 3位の煌☆明貴さんは初代公式大会優勝者の1人! ベテランプライヤーが、またもその実力を見せ付ける結果を残されました。使用されたのはクウガUFデッキ。コマンダーカード『天空大聖者マジエル』の効果で『超変身』を手札に加えておく戦法で、山札を堀りまくって『超変身』の上に乗ったカードから『仮面ライダークウガUF』をラッシュするというもの。高い必要パワーはベルトカードの『アークル』で無視できますね。
 皆様おめでとうございます!

◆初心者講習会
 初心者講習会には5名の参加者がいらっしゃいました。チュートリアルムービーなども使い、じっくりと時間をかけてレンストの遊び方を学んでいかれました。

ヤス斗:「俺と一緒にレンストをはじめようぜ!」

◆会場内の様子
 さて、決勝トーナメントに進む前に、会場内の様子を見てみましょう。
 こちらが来場者全員に配られるプロモーションカードの『仮面ライダーNEW電王VF(ベガフォーム)』。強力なカードで、もちろんその場でデッキに組み込むことも可能です!
 カード一覧の展示を見つめる来場者の皆様。普段使っているカードも、こうして並んでいる状態で見ると、また新たな発見があるかもしれません。
 「ストライクでゲット! スペシャルカードプレゼントキャンペーン!!」のプロモーションカード2枚も展示されています。『仮面ライダーディケイドCF(コンプリートフォーム)』は、「ストライク!」マークの当選カードがあればその場で交換が可能でした。こちらもすぐにデッキに入れて使うことができましたが、使われていた方はいたのでしょうか…?

◆決勝トーナメント
 さあ、いよいよクライマックス。決勝トーナメントに入りましょう。
 総勢16名のトーナメントで争われる決勝は、基本ルール以外の特別レギュレーションなどは無し。それぞれが一番自信のあるデッキを使って行われます。組み合わせは、各参加者が進出してきた枠にしたがって、あらかじめ決められていた場所に入ります。
 決勝トーナメントは、参加するだけで『XP-006[RS] 侍合体』、レンジャーズストライクスリーブが2つ、ガンスリンガーポイントを5Pも得られ、上位に入賞すれば更なる豪華賞品が用意されていると言う、まさに頂上決戦にふさわしい内容です。

もちろん決勝トーナメントも「クロスギャザー!ハリケーン!」の掛け声でスタート!
 皆さんトップクラスのプレイヤーとあって、プレイに迷いが無くゲームの進行スピードがとても早い!
 1回戦で特撮ヒーロー大会から進出した3人全員が敗退してしまうという波乱の展開。優勝者ですら簡単には勝ち上がれないあたりに、参加者のレベルの高さを感じます。
 続く2回戦は、全4戦の内2件が“投了”(不利なほうが負けを認めゲームを終えること)という結果に。最後まで諦めないことも大事ですが、優劣を計算し、しっかりと勝敗を見切ることも大事です。
 準決勝ではドラマが生まれました。WBMA速攻デッキのオオタさんに対し、WBOT大獣神デッキ(!)のゴウさんは序盤から押され気味の展開で、ストライク先行でダメージを受け瀕死の状態。が、そこからの巻き返しが凄かった。
『ファイヤーファイター』のラッシュ効果【消化作業】でダメージを回復しながらユニットをラッシュし、オオタさんのバトルエリア殲滅→『デカピンク』の【ゼニボム】でロックまで行くと言う怒涛の展開!

ロック! ターンエンド!
 まさかの逆転劇に、見ていたギャラリー全員から驚嘆と賞賛の拍手が送られました。その後はロック状態を維持しつつ攻めを継続してゴウさんの勝利。
 準決勝もう一方の戦いは、MAET中速デッキのルグスさん対WBETメガヘラテクターのクマイさん。こちらはクマイさんの『メガヘラクレス』が止まらず、そのまま打点を入れて勝利。
 決勝はコマンダー大会から進出のゴウさん対超・ガンスリンガーから進出のクマイさん。
 お互いにじっくり場を作るタイプのデッキということで序盤は静かに進行。
 ゴウさんは『守護獣プテラノドン』の【プテラビーム】でクマイさんのコマンドを削るセオリー通りの動き。ユニットの揃い方から察するに、どうやら『大獣神』への合体を狙っているようです。
 クマイさんは『ビートルーダー』などのビークルを揃え、『バトルシャーク』の【万能戦艦】の効果で『メガヘラクレス』を手札に入れ山札を圧縮。さらに『ファイブテクター』を貼って準備を整えます。
 動いたのはクマイさん。『メガヘラクレス』を軸にストライクを入れて行き、ゴウさんも『百獣アニマルハート』で反撃するなどの場面もありましたが、最終的には後発の『メガヘラクレス』を止めきれず、そのまま決着となりました。

決着の瞬間!
 オオタさん対ルグスさんの3位決定戦はルグスさんが勝利を収め、決勝トーナメントの順位が出揃いました。
●クロスギャザーハリケーン 大阪会場 決勝トーナメント
優勝 クマイさん 使用デッキ:WBETメガヘラテクター
準優勝 ゴウさん 使用デッキ:WBOT大獣神
3位 ルグスさん 使用デッキ:MAET中速
 皆様おめでとうございます!
 今回の決勝トーナメントは当日選出の16人による1発勝負ということで、じつに見応えのある戦いばかりでした。自分のデッキを信じ、プレイングを鍛え伸ばした結果が、この順位に現れたということでしょう。
 ちなみに、優勝されたクマイさんは昨年の名古屋会場におけるチャンピオン大会準優勝者。今回、悲願の大会制覇となりました。
 入賞者の皆様、並びに決勝トーナメントに参加された皆様、お疲れ様でした!

◆超・ガンスリンガー結果発表
 最後は「超・ガンスリンガー」の結果です。「表世界」と「裏世界」、はたしてどちらがより多くのポイントを獲得したのか!?

ポイント集計締め切り直前、プロモ交換は長蛇の列に!
 結果は…裏世界の勝利! 表世界に大差を付けての勝利となりました。

裏世界の戦士達歓喜! 表世界の戦士達しょんぼり!
 と言うことで、裏世界に所属していたプレイヤーに渡された「特性布プレイシート」がこちら。

白黒のシンプルなデザインがカッコイイ!
 最後は参加者全員で「クロスギャザー!ハリケーン!」のポーズでシメ!

もちろんスタッフもやりますよ!

 クロスギャザーハリケーン大阪会場に参加された皆様、お疲れ様でした!

 今回のレポートは以上です!
 次回のコラムは、2009年8月9日()に開催された東京会場の模様をお伝えいたします。お楽しみに!