コラム&アドバイス

vol.7
全容解明!マルチカテゴリの使いかた!!

~前回までのあらすじ~

「レンジャーズストライク クロスギャザー 第1弾」から収録される、複数のカテゴリを持った「マルチカテゴリカード」の扱いについて語るテクノだったが、その情報は不完全なものだった。5月からの公認大会で配布されている新プロモーションカード情報でお茶を濁すテクノだったが、ヤス斗らの追求を逃れることはできない。万事休すかと思われたとき、レンスト部の顧問であるダーク新井が現れ「マルチカテゴリの詳細が手に入った」と告げるのだった…


ダーク新井:
「さて、じゃあ何から話そうかな? ちなみに、皆はどこまで知っているんだい?」
ヤス斗:
「えーっと、テクノに聞いたのは、自軍コマンドゾーンにマルチカテゴリのカードを置くと、1枚で2種類のカテゴリを持つコマンドとして使えるかわりに、1枚につき敵軍パワーに「+1」されてしまう、ってあたりか」
テクノ:
「そうです。例えば自軍コマンドゾーンにマルチカテゴリのカードが2枚あるとき、敵軍パワーは、敵軍パワーゾーンにあるカードの枚数「+2」、3枚あれば「+3」されることになります」
アン:
「マルチカテゴリのカードをコマンドに置きすぎると、必要パワーが高い強力なユニットやオペレーションを早くから使われてしまう危険性がありますわね」
スー:
「2種類のカテゴリに対応したコマンドとして使えるのは便利だけど、多用は禁物ね」
ダーク新井:
「うん、そのとおり。じゃあ、マルチカテゴリのユニットやオペレーションを使う場合はどうだい?」
雷太:
「それはまだ聞いて無いよな?」
ヤス斗:
「ああ、テクノがもったいぶって、先に公認大会の新プロモカード紹介なんかを始めちまったからな」
テクノ:
「こういうものは、引っ張って引っ張って期待感を煽るのが“お約束”なのですよ」
アン:
「もったいぶってなのか、ご存じ無かったのか、わかったものではありませんけどね…」
テクノ:
「ぎくっ!」
スー:
「アタシ達もちょうどそれが知りたかったのよ。さっすがパパ! 頼りになるぅ~」
ダーク新井:
「OK、じゃあここからは「マルチカテゴリのカードの使い方」について説明しよう!」
ヤス斗:
「うひゃっほう! ついにマルチカテゴリの謎が明らかになるぜ…!」

■これがマルチカテゴリのカードだ!

ダーク新井:
「まずは、マルチカテゴリのカード実物を見てもらうのがいいかな」


これが「マルチカテゴリ」のカード。虹色に輝く鮮やかなグラデーションに注目だ!

ヤス斗:
「こ、これがマルチカテゴリのカード…! なんだか光り輝いてるみたいに見えるぜ!」
ダーク新井:
「マルチカテゴリのカードは、テキストエリアやCN(コンビネーションナンバー)がレインボーカラーになってるんだ。カテゴリを1つしか持たないカードとは明らかに違うから、すぐに見分けがつくよね」
スー:
「これが敵軍コマンドゾーンにあれば、自分のパワーが増えるってのを忘れないようにしなきゃ」
テクノ:
「ちょっと待って下さい。マルチカテゴリのカード全てがこの仕様と言うことは、逆に言えば、そのカードが本来持っているカテゴリの判別はしにくくなった、と言うことになりませんか?」
雷太:
「あー、今まではETなら緑OTなら青って感じで、カテゴリとテキストエリアの色がわかりやすく関係してたもんな」
ダーク新井:
「うーん、特にレアリティが「SR」のカードは、光が反射して見づらいかもしれないね。そこは“カテゴリシンボル”をよく見て確認してもらうしかないかな」

■マルチカテゴリのカードを使ってみよう!

ダーク新井:
「さぁ、そして本題の“使い方”だ。マルチカテゴリのカードを使うときのルールは、

1.《使用するカードの持つカテゴリすべてが、自軍コマンドゾーンに各1つ以上揃っている》

2.《使用するカードの持つカテゴリを含むコマンドを1つホールドする》

の2点。もちろん、必要パワーや追加条件等を満たすのは大前提だよ」
雷太:
「…えーと、つまり、えーっと…?」
ダーク新井:
「ここからは、わかりやすく図入りで説明していこうか。例えばこの『チェンジドラゴン』をラッシュしたい、としよう」


今欲しいんだよね、『チェンジドラゴン』の力が!

ダーク新井:
「『チェンジドラゴン』はMAETのマルチカテゴリカード。第1のルールは《使用するカードの持つカテゴリすべてが、自軍コマンドゾーンに各1つ以上揃っている》なので、自軍コマンドゾーンにMAとETのカードがそれぞれ1枚以上置かれていなければならないんだ」


カテゴリが合わない・足りない等の場合は第1の条件を満たしていないので使えない!

ダーク新井:
「ちなみに『チェンジドラゴン』と同じMAとETを持つマルチカテゴリのカードが自軍コマンドゾーンにある場合は、それ1枚でこの条件を満たしていることになる」


どちらも第1の条件を満たしている! 来た! これでラッシュできる!

ダーク新井:
「その上で第2のルール、《使用するカードの持つカテゴリを含むコマンドを1つホールド》すれば、マルチカテゴリのカードを使うことができるんだ」


自軍コマンドゾーンにMAとETが1つ以上揃っているので、どちらか1つをホールドすれば
『チェンジドラゴン』をラッシュすることができる。どちらをホールドするかはキミのプレイング次第だ!

ダーク新井:
「ここでヤス斗君に1つ問題を出してみよう」
ヤス斗:
「は、はい」
ダーク新井:
「例えば、自軍コマンドゾーンにMAETを持つマルチカテゴリのカードが1枚、ETのカードが1枚、OTのカードが1枚置かれているとき、『チェンジドラゴン』をラッシュするためにはどうすればいい?」
ヤス斗:
「え? えーっと、使いたいカードのカテゴリは各1つ以上揃ってるから…マルチカテゴリかETのコマンドのどちらかをホールドすればラッシュできる!
ダーク新井:
「…正解! さすがヤス斗くん、飲みこみが早いね」


なあに、当然の答えですよ

ヤス斗:
「へへっ、照れるぜ~」
スー:
「ふんっ、その程度でいい気にならないでよね」
雷太:
「今の問題なら、オレでもわかったぜ!」
アン:
「前回の話とあわせますと、マルチカテゴリのカードはコマンドゾーンに置いたときと、ユニットやオペレーションとして使うときの両方に制約を持つのですね」
テクノ:
「マルチカテゴリ、一筋縄ではいきませんね…!」
ダーク新井:
「マルチカテゴリのルールに関しては、XG第1弾のスターターBOXに封入されるルールシートにも詳しく載っているから、対戦中にわからなくなったらそれを見るといいよ」
ヤス斗:
「なるほどなー。よ~し、マルチカテゴリのカードを使うのがますます楽しみになったぜ!」

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■■ 教えて!Q&A出張版 マルチカテゴリスペシャル ■■

 今回の「教えて!Q&A出張版」は、マルチカテゴリに関連した事例をピックアップ! 既存の効果の中から、マルチカテゴリのカードが問題になりそうな件について、一足お先に回答例を示してみたいと思います。

■『アバレブラック』の【ダイノスラスター】

 『アバレブラック』がCN2で発動することができる【ダイノスラスター】の効果は、

敵軍コマンドゾーンのカテゴリの数が、自軍コマンドゾーンのカテゴリの数より多ければ、相手は同じ数になるまで自分自身のコマンドゾーンからカードを選び、捨札にする。
  これを相手に使われたときの場合で考えていきます。

敵軍コマンドゾーンにあるカテゴリが1つだった場合、自軍コマンドゾーンのカテゴリも1つになるように捨札にする必要がありますが、このとき、自軍コマンドゾーンのカードがマルチカテゴリのみだった場合、マルチカテゴリのカードはそれ1枚で2つのカテゴリを持つため、カテゴリを1つにするという効果を実行することが物理的にできません。そのため、【ダイノスラスター】の効果は実行不可能としてストップされることになります。

ですが、自軍コマンドゾーンにマルチカテゴリ以外のカードがあった場合は話が別です。例えば自軍コマンドゾーンにマルチカテゴリが1つMAが1つETが1つあるときに、先ほどと同じ条件で【ダイノスラスター】を使われました。このとき1つ選んで残すことが出来るのは、カテゴリを1つにすることができるMAかETのカードのみになります。マルチカテゴリのカードはそれ1枚で2つのカテゴリを持つため、この場合は残すことができません。マルチカテゴリのカードを残し「マルチカテゴリのカードだけになってしまったので、効果の解決ができなくなりました。ここで効果の実行はストップします」と言うのはNGカテゴリを1つしか持たないカードを残せば、効果の実行と解決が最後まで可能だからです。

ちなみに、敵軍コマンドゾーンのカテゴリが「0」のときに発動された場合は、自軍も「0」にしなければならないため、マルチカテゴリのあるなしに関わらず問題なく実行されます。

■『タイムレッド』の【アサルトベクター】

『タイムレッド』がCN4で発動する【アサルトベクター】の効果は、

相手は自分自身のパワーゾーンのダメージ以外のカードを見て、カテゴリの数が2つ以上あれば、1つになるまでダメージ以外のカードを捨札にする。

これも相手に使われたときの場合で考えます。自軍パワーゾーンにあるダメージ以外のカードがマルチカテゴリのみだった場合、【ダイノスラスター】の例と同じように、カテゴリを1つにできないので効果はストップされます。

ここでも気をつけたいのは、パワーゾーンにマルチカテゴリではないカードがあった場合。例えばマルチカテゴリが3枚WBが1枚MAが1枚オモテ向きであるときに【アサルトベクター】を使われると、マルチカテゴリのカードをパワーゾーンに残すことはできません。WBかMAのカードを残せば、正しく効果を発動してカテゴリを1つにできるからです。

【ダイノスラスター】と【アサルトベクター】はどちらも強力なため、実際の対戦シーンでもよく使われる能力です。チャージするカードの選択やタイミングにはお気をつけ下さい。

 これはマルチカテゴリに限った話ではありませんが、効果の発動は可能な限り正しく解決されるように実行してください。ある効果を発動した際、他の要因が絡むことにより効果の途中で実行不可能になることは、複数の効果によってシナジー(相乗効果)を生み出すカードゲームの性質上避けえないものですが、可能な限り効果の解決を優先して実行していってくださるようお願いいたします。

■『プリズムパワー』

  さて、カテゴリに関連する効果はオペレーションカードにもあります。『プリズムパワー』の効果は、

常駐

自分がカードを使用するとき発動できる。自軍コマンドを2つホールドすることで、使用するカードに必要なカテゴリのコマンドを1つホールドしたことにできる。

マルチカテゴリのカードを使う際にも、『プリズムパワー』の効果を使うことができます。ただし、ルールその1《使用するカードの持つカテゴリすべてが、自軍コマンドゾーンに各1つ以上揃っている》を満たしている必要がありますので、その状況でマルチカテゴリのカードを使うために『プリズムパワー』を経由する必要があるかどうかは疑問が残りますね。

■『JPカード』

  最後は『JPカード』

常駐

自軍ラッシュフェイズごとに1度だけ、自分の手札からカードを1枚選び捨札にしてもよい。そうしたとき、捨札にしたカードの持つカテゴリごとに、次の効果を発動する⇒WBなら、敵軍バトルエリアからSユニットを1体選び撃破する。MAなら、敵軍ラッシュエリアのSユニットを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。OTなら、敵軍ラッシュエリアのSユニットを1体選び、バトルエリアに出す。それ以外なら、自軍捨札からSユニットのカードを1枚選び、山札の上に戻す。

手札から捨札にしたカードのカテゴリに対応して様々な効果を発動する『JPカード』ですが、複数のカテゴリを持ったマルチカテゴリのカードを捨札にしたとき、その効果はどうなるでしょうか?

答えは「全て発動可能」です。例えばWBとMAのマルチカテゴリのカードを捨札にした場合、敵軍バトルエリアのSユニットを1体選び撃破すると、敵軍ラッシュエリアのSユニットを2体まで選び、持ち主の手札に戻すを、両方発動することができます。他のマルチカテゴリのカードでも同様に、そのカードが持つカテゴリに対応した効果を、好きな順で実行できます。OTの効果を使った後にWBの効果を使えば、ラッシュエリアにいたSユニットを撃破することも可能です。1枚のカードで2つの効果を使うことができるので、大きく場を動かすことができるでしょう。

ただし、『JPカード』の効果は「強制発動」になります。WBの効果だけ使って、MAの効果は使わない、ということはできません。捨札にしたカードのカテゴリに対応した効果は、可能な限り発動して実行しなくてはならない点にご注意ください。

 今回の「教えて!Q&A出張版 マルチカテゴリスペシャル」は以上です! 他にもマルチカテゴリが関係しそうな効果はいくつかありますが、中でも代表的なモノをご紹介しました。

 他の例でも今回の回答を参考に、それぞれのテキストに従って効果を実行・処理してください。その上で、もし不明瞭な部分がありましたら、お気軽にご質問をお寄せくださいませ。

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「レンジャーズストライクXG 第1弾」の発売まで残り1ヶ月を切りました!
今回ご紹介したマルチカテゴリの登場により、戦いはさらに激しいものとなるでしょう!
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。